「ダムに雨が降らなくなったら、水はどうしますか?」
そんな質問をされたら、多くの人はこう答えるのではないでしょうか。
「全部使い切る前に、節約しながら使う。」
当たり前の話です。
一度空になってしまえば、雨が降るまで水は補充されません。
実は、この考え方は資産形成にもよく似ています。
私は投資をするとき、この「ダム」をよくイメージします。
ダムの水は「資産」と考える
ダムの貯水量を、自分の資産だと考えてみます。
毎月の生活費をダムから汲み上げ続ければ、雨が降らない限り、水は少しずつ減っていきます。
投資でも同じです。
資産を取り崩して生活を続ければ、残高は徐々に減っていきます。
もちろん、それが悪いという話ではありません。
老後には資産を使う場面も必ずあります。
しかし、使うスピードが補充されるスピードを上回れば、いつか底が見えてしまいます。
私が重視しているのは「雨」を増やすこと
私が配当投資を選んでいる理由の一つは、ダムに降る雨を増やしたいからです。
配当金や分配金は、ダムに流れ込む新しい水のような存在です。
十分な雨が降れば、水を使ってもダムの水位は大きく下がりません。
さらに、その雨を再投資すれば、水を集める仕組みそのものが少しずつ大きくなります。
だから私は、資産額だけではなく、毎年どれだけ新しい水が流れ込むかを大切にしています。
元本は最後の備え
資産を取り崩すこと自体を否定するつもりはありません。
人生には、大きなお金が必要になる場面があります。
病気や介護、住宅の修繕など、予定どおりにいかないこともあるでしょう。
そんなときは、ダムの水を使う判断も必要です。
ただ、日常生活のために常に元本を削り続ける状態は、できるだけ避けたいと考えています。
元本は、いざというときの備えでもあるからです。
まとめ
「雨の降らないダムの水を全部使い切るの?」
そう聞かれたら、多くの人は「それは危ない」と感じるはずです。
資産も同じだと私は考えています。
だから私は、できるだけ元本には手を付けず、配当や分配金という”雨”を増やしていくことを目標にしています。
私が目指しているのは、水を一滴も使わないことではありません。
使っても、また雨が降るダムを少しずつ育てていくこと。
それが、私にとっての資産形成であり、「自由の積み立て。」です。


